ご挨拶
理事長からのご挨拶と紹介
設立趣旨
私たちは、障がいをもつ子どもの家族として、支援者や仲間として、そして当事者として「違ってもいい、一人一人が大切なんだ」という思いを、より多くの人に伝えたい、伝えることで周りの人を元気にしたい、世の中に活力を発信したいと「私にできること」をコンセプトに、まず自分たちができることを考え、実行し、一歩ずつ前に進んできました。
「誰もが明るく当り前に存在したい」その願いを叶えたい。一見すると強調すべきではないような事柄です。しかし障がいをもつ子どもを授かり、社会に一歩踏み出そうと思ったときに、それが当たり前ではないことに気付かされたのです。子どもに障がいがある。そのことだけでも受け止め、受け入れて生きていくのに、相当な現実と向き合わなければいけません。しかし、覚悟を持って受け入れた時に見えてくる喜びも相当です。障がいを持つ子を授かったからこその幸せを実感することもあります。
当り前ではない一番の要因は、人の心にある(自分にも誰の心にもある)”偏見”なのです。
「知らない」ということが差別と無理解を生み出し、偏見に繋がっていきます。そしてその偏見はその時代や社会の価値観で作られているのです。だからこそ「違ってもいい、その違いを楽しみ、認め、一人一人が大切なんだ」と伝え続けていきたいのです。一人一人の価値観が変わることで、時代の価値観は変わります。その価値観が結果的に社会の価値観を変えていくのではないかと思います。
障がいをもつ子どもの家族が生き生きと誇りを持って生きていくために、障がいをもつ子ども自身が生まれてきた幸せをかみしめて生きていくために、今までの活動を通し、私たちにできること、私たちだからできることを考えて実行し、目指す思いをより具体的に実現するために、法人として取り組んでいくことを決意しました。
じゃんぐるじむの名前の由来
公園の中でも「じゃんぐるじむ」はたくさんの人数で自由に遊べる数少ない遊具のひとつです。
子どもたちはもちろん、私たちも、一緒に上に向かって顔をあげて登っていこう、そんな思いでつけました。
理事長 竹内 由美子プロフィール
2人の息子の母親。次男の楽登は知的障がいを伴う自閉症で、2018年三好特別支援学校高等部を卒業。診断当初はA判定(重度)だったが、小学2年生に突然言葉が出て、再判定でB判定(中度)に。現在は自閉症らしからぬおもしろキャラに変身!目指すのはIQ向上ではなく、「QOL(生活の質)の向上!」を合言葉に切磋琢磨の日々を送る。
2005年、楽登と一緒に母子通園した市の療育施設で出会ったママたちと「じゃんぐるじむ」を立ち上げる。じゃんぐるじむの代表としてメンバーと共に様々なイベントを行う中、地域のいくつかの親の会や福祉関係のグループにも所属し中心的な存在として活動。市との協働事業や自立支援協議会の委員とその専門部会である就労部会の部会長を務めるなど、行政への働きかけも積極的に行い、大学や障がい児通園施設やNPO法人からのオファーによるゲスト講師や、小中学校や高校の福祉実践教室、メディア出演などでは、自らの体験を語るなど保護者としての想いを伝える活動にも力をいれている。
2007年に行った日進市主催の「人権を考えるつどい」で、特別支援学校の教師 山元 加津子さんを追いかけたドキュメンタリー映画「1/4の奇跡~本当のことだから~」の上映会と講演会を企画運営したことをきっかけに、”私は私にできること”をコンセプトに上映会を数多く企画運営している。また活動の場は障がい福祉にとどまらず、市からの推薦により愛知県男女共同参画社会支援セミナーを受講したり、小学校の評議委員を務めるなど、障がいの有無や種類、そして地域にとらわれない活動を行っている。
役割
現在
- じゃんぐるじむ 理事長
- 日進市手をつなぐ育成会 会長
- 日進市 障害者政策委員会 委員
- 社会福祉協議会 共同募金運営委員会 委員
- 社会福祉協議会 評議員
- 社会福祉協議会 ボランティア運営委員会 委員
- 日進市 聖火フェスティバル実行委員 委員
- 日進市 青少年問題協議会 委員
- 育萌会 保育園 監事・第3者評議員会選考委員
- 社会福祉協議会 自立支援協議会 就労部会 部会長
過去
- 小学校 学校評議員
- 子ども会 会長
- (元)NPO法人 ゆるやかネットワーク 代表理事
- 社会福祉協議会 自立支援協議会 就労部会 部会長
表彰
- じゃんぐるじむ 第14回人にやさしい街づくり賞 愛知県
- 竹内 愛知県共同募金会会長感謝状
- 日進市社会福祉協議会会長感謝状
啓発
- ドキュメンタリー映画 「宇宙の約束」出演
- 支援グッズ開発 サポートファイル ガイドブックなど
- 福祉実践教室、講師・講演活動 (最多公演数年間50本程度)
- CATV ドキュメンタリー番組 「~自閉症の子どもが教えてくれたこと~」
- ラジオ 「ラジオサンキューFM84.5 ともみとともに」(CBCラジオ)他